【2023年2月】Kindle Unlimitedで読めるライトノベル、私的ランキングベスト10【ラノベ】

まえがき

2023年2月現在、Kindle Unlimited対象になっているライトノベルの中で、私が実際に読んで面白かった作品をランキング形式で紹介したいと思います。

私はライトノベル(ラノベ)を、「ページの途中に挿絵を挟んだ小説」という風に定義しています。このランキングはこの定義に含まれる作品の中で選んでいます。

Kindle Unlimitedでは、時期によって対象商品が切り替わります。ここのページに載っている作品でも、数日後に読み放題対象ではなくなる可能性もあるので、ご注意ください。

このページにある各作品の画像をタップすると、そのライトノベルのAmazonページに飛ぶことができます。また、タイトルの部分をタップすると、過去に私が書いた記事のページに飛びます。もし良かったら読んでいただけると幸いです。

それではランキング、ご覧ください。

第10位 『ただ、それだけでよかったんです』(松村 涼哉)

第22回電撃小説大賞で大賞受賞。いじめをテーマにしつつ、「人間力テスト」という特殊なテーマを扱い、現代の学校で生活を送る若者の生きづらさを著実に表したライトノベル。主人公と事件を解決する姉で、視点を交互に切り替えながらストーリーを展開することで、学園モノでありつつ推理小説のような楽しみ方もできます。内容としてはメッセージ性の強い重めの作品になります。

第9位 『氷の国のアマリリス』(松山 剛)

氷河期に見舞われた世界で、地下都市で生きるロボットたちのお話。読み進めていくうちにじわじわ面白くなっていくようなライトノベルです。ジャンルはSFに分類されると思います。村で生きる者たちの心理描写がしっかりして感情移入できますし、主人公の仲間たちもキャラクター性が高くて楽しめました。まるで絵本のような世界観のラノベです。

第8位 『六人の赤ずきんは今夜食べられる』 (氷桃 甘雪)

第12回小学館ライトノベル大賞で優秀賞受賞。主人公の猟師が恐ろしいオオカミに食べられる運命にある六人の赤ずきんを、あの手この手で救うために奮闘するパニックホラー。六人の赤ずきんがしっかりキャラ分けされており、古いヨーロッパのような世界で展開される恐怖とミステリーを楽しむ作品。主人公の人物像や、不気味な情景描写から陰鬱な雰囲気が表現されてて私好みでした。

第7位 『エスケヱプ・スピヰド』(九岡 望)

第18回電撃小説大賞で大賞受賞。荒廃した日本で生き続ける人々と、動き続ける機械兵器との戦いを描いたスチームパンク。文章に読ませるものがあり、重厚な世界観をライトノベルという形でしっかり描き出しています。この作品に関しては、好きな人にはとことん刺さるし、ハマらない人には全然ピンとこないような、評価が分かれる作品だと思います。表紙の絵のカッコよさに惹かれたら、是非読んでみてください。

第6位 『竜と祭礼ー魔法杖職人の見地からー』(筑紫 一明)

異世界で魔法の杖を作る職人が主人公という変わった小説。ストーリー開始初期の設定が地味な割に、物語全体としては壮大なミステリーという、読んでみないとわからない面白さのライトノベルです。全3巻あり、1巻で散りばめた伏線を2巻でしっかり回収していくような、シリーズ物としてよくできた作品です。元々3巻ともUnlimited対象だったのですが、現在1巻まで対象となっています。

第5位 『絶対ナル孤独者《アイソレータ》』(川原 礫)

あの『SAO』作者が書いたライトノベル三作目というのが見所。設定自体はよくある異能バトルものですが、作者が10年前に書いた原稿を大幅加筆修正したということで、かなり文章が読みやすく、人物の描写に輪郭を感じる作品です。ライトノベルという文化そのものを愛している方におすすすめの本です。全5巻のうち全てがUnlimited対象なのも嬉しいです。

第4位 『キミとは致命的なズレがある』(赤月 カケル)

第5回小学館ライトノベル大賞で優秀賞受賞。高校の友達と学園生活を送りながら徐々に真実を知っていき、最悪の結末を想像して冷や冷やしながら読み進めるサスペンスホラー。一巻完結の小説ですが、いわゆる「読み始めたら止まらない」という小説で、娯楽として非常に優れていると思いました。深刻な内容であるにもかかわらず、文章でしっかりライトノベルの形をとっているので、暗い気分にならずにグロ・ホラー込みのサスペンスを楽しめるという変わった作品でもあります。

第3位 『放課後は、異世界喫茶でコーヒーを』(風見鶏)

異世界で喫茶店を営む青年の日常を描いたお話。お客としてやってくる、個性豊かな異世界の住人達との様々なコミュニケーションを楽しむライトノベルです。ほとんと喫茶店から一歩も出ない話で一冊小説を書きあげているのがすごいです。ただ癒されるってだけじゃなく、何気ない日常の数々が一つのストーリーとして繋がっているのが小説として完成度が高いと思いました。現在6巻発売されており、全部がUnlimited対象になっています。

第2位 『僕らはどこにも開かない』(御影 瑛路)

この小説はライトノベルという形を取ってはいますが、人間心理のかなり深いところまで踏み込むような作品です。人によっては結構憂鬱になるような内容かもしれません。私は主人公にすごく共感できる部分があったので、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さるライトノベルだと思います。作者自身も発表してからしばらく苦しんだそうなので、そういう読みごたえはあります。

第1位 『東京レイヴンズ』(あざの耕平)

当ブログでは取り上げていませんが、私の思い出の作品かつ、全16巻すべてがUnlimited対象のためランクイン。陰陽師をテーマとした、学園モノ・異能バトルモノです。『和風版ハリーポッター』などと呼ばれることもあります。アニメ版の完成度も中々ですが、原作の内容を省いている部分もあるので、私は原作のほうがおすすめです。次巻の発売予定は5年以上未定です。

あとがき

このページを最後まで読んでいただきありがとうございます。

そもそもジャンルの違う作品を「ライトノベル」として同じランキングでまとめるのはナンセンスかもしれませんが、ランキング形式の方が参考になりやすいと思いましてとりあえず暫定でつけました。

また面白い作品を見つけたり、Kindle Unlimitedの対象が切り替わったら内容を更新していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

【2023年2月】Kindle Unlimitedで読めるライトノベル、私的ランキングベスト10【ラノベ】” に対して1件のコメントがあります。

  1. Thurman.G より:

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