【書評】『世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史』(茂木 誠)/縄文~江戸までの1つのストーリー

どんな内容の本?

日本史を時系列に沿って、縄文時代から江戸時代まで説明してくれています。学校で習った日本史の知識をアップグレードし、独特なアプローチで世界史の出来事と関連付けて学べる本です。本書のタイトルを見て、世界史と日本史を同時に学べることを期待する人もいるかもしれませんが、最後まで読んだ印象としては、わりとガッツリ日本史でした。まず日本史の出来事を詳しく記述し、そこに実は外国の事情・思惑が絡んでいたんだよという書き方です。本書の優れている点は、教科書では年号別の表のように点で分かれている情報が、しっかりと時間の流れに沿って一つのストーリーになっているところです。歴史と言っても戦争史中心です。世界史のイメージになっている西洋史は後半まで出てきません。

茂木誠さんとは?

茂木誠(もぎ・まこと)さんは、予備校の塾講師です。歴史の分野を担当しており、YouTubeでも動画に出演しています。私もYouTubeで茂木誠さんを知りました。他に『世界史を動かした思想家たちの格闘』『学校では教えてくれない地政学の授業』などの著書を発表しています。

難しい?

日本史に関して、無知ではないがそこまで詳しくない私からすると、ちょい難しめでした。読書の最中に知らない固有名詞にぶつかると、どうしてもそこで読書スピードが落ちてしまうので、読み終わるのに5時間以上かかりました。これは全ての歴史関連の書物に言えることですが、歴史に関してある程度知識のある方の方が楽しめるのではないでしょうか。

どんな人におすすめ?

高校の日本史くらいの知識だったらバッチリ! という人が、日本史に対するさらなる理解力を求めるにはとてもいい本だと思います。フランシスコ・ザビエルってそもそもなんで日本に来たんだろう? とか、倭寇って結局どこの国の人だったんだ? などの疑問が解消されます。全く日本史がわからない人が最初に読む入門書ではないことには注意が必要です。ある程度勉強してるけど、日本史の楽しみ方がイマイチ楽しみ方がわからないという方には特におすすめです。また、最近まで放送されていた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を楽しまれた方は、「キター!」と思う部分はありそうです。また現在放送中の『どうする家康』の予備知識・補足情報としてこの本を読んでおくのもいいですね。

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