『マインクラフト はじまりの島』(マックス・ブルックス)

その名の通り、マインクラフトを題材にした小説です。

ある日突然目覚めると、そこは全面ブロックで出来た見知らぬ世界だった…!っていう異世界転生ものみたいな、異世界といっても他に人はいないし、便利な魔法もないので結構過酷な状況です。あとがきでも出てくるように無人島サバイバルものともいえますが、それよりはゲーム的で面白いです。

海の上から始まり、主人公が島に漂着したあと、その場の思い付きで手あたり次第試していき、ひとつひとつこの世界のルールを学習していく過程が丁寧に描かれているんですよね。あと誰もいないのにそのへんの牛とかに話しかけて楽しそうにしてるのが可笑しい。前に金ローで見た『オデッセイ』っていう宇宙飛行士が火星に取り残される話も、主人公が前向きにほとんど独り言みたいな感じで孤独を楽しもうとしてたので、こういうのはアメリカ的な感覚なのでしょうか。

著者はゾンビものの小説を得意とするアメリカ人の方みたいです。肉体の損傷の描写とかにこだわってるのもそこに通じるものがあるかもしれません。

私自身がマインクラフトを最後にプレイしていたのは8年前ですかね。アプリ版だったのでまだ色々実装されていない段階だったんですよ。結構ハマっててなんか私の中で世界樹を作る計画があって(笑)、大量の木材を集めてでっかい樹木を作って中は空洞になってて部屋がいっぱいあるみたいな。イメージとしては根は水に浸かってる感じだったので、ちょうどいいところに水に囲まれた島があったのですが、土や岩が邪魔だったので全部手作業で破壊していったんですよね…。それで島を更地にしたころにはもう力尽きてて断念してしまいました。

エンダーマンとかもいなかったんでこの本に書かれてる事全てを知ってたわけではないのですが、かなりの部分であるあるとして楽しめました。むしろこんな事できたんかー!、と驚きました。またやりたくなっちゃいましたね。

この本に関しては、やっぱりマインクラフトの経験者が楽しめる内容だと思います。ゲームを始めたばかりの初心に帰ったような気持ちになれますよ。

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